娘が大学に帰って行きました。
楽しい感謝祭の週末でした。
娘が、帰った後、夫婦で、小さかった頃の可愛かったエピソードを一つ二つ、心の玉手箱から取り出して話しました。
簡単な撮影のお手伝いもしてくれました。
撮影の時間待ち中
「そろそろお片づけしようか」
とわたしがいうと
「No!」
と切り返してきた娘。
「じゃあぁ5分経ったらしようか」
「No!」
「お片づけしないの?」
「………」
何やら考えている様子。
少し間が空いて、こう言いました。
「あと3分経ったら」
って。
自分に不利な可愛い交渉をし返してきたのが3歳ぐらいだったかな。笑
と、そんなことを話していたら、ふと怒涛のように、今でも冷や汗が出ることもついでに思い出してしまいました。
わたし、何をしてもすぐイライラする時期があったんですよね。
無邪気な寝顔を見ながら
「ああ、叱り過ぎてしまった」
と、何度反省したことか。
子供が熱を出している時にそばにずっとついていてあげられなかった。
自分が好きな仕事をするために子供を保育所に預けてフルタイムの仕事をしていた。
こういう後悔、みなさんもおありでは。
もうきりがないですよね。
反対に、小さい頃母親に、あれも、これもしてもらえなかった。
または逆に、手も愛情も必要以上にかけられすぎて息苦しかった。
と、感じている方もいらっしゃるでしょう。
わたしもあります。
母としても娘としても。
母として。
クラブメットに遊びに行った時娘はまだ3歳ぐらいでした。
大晦日の夜
夫の提案で娘を子供キャンプに預けて
大人のパーティに参加したんです。
で、お迎えに行ってみると娘が広い部屋でぽつねんと座っています。
そこにいたのは娘ともう一人
もっと小さな子がスヤスヤ眠っていただけ。
面倒を見てくれていたお姉さんはとても優しそうな人でしたが。
わたしたちがお迎えに行っても
娘は、しばらく知らないふり。
ぬいぐるみと遊び続けました。
そこに預ける時
「お願い。置いていかないで」
とすがるように言いました。
で、わたしは胸が張り裂けそうになって
可哀想だから預けるのはやめようと提案したんです。
でも、夫が「大丈夫だから」と。
「僕もそういう風に育ったけど、誓っていい。普段愛情いっぱいに接しているんだから、心の傷なんてつかないから」と。
後ろ髪引かれながら大人だけのパーティに参加してもちっとも楽しくありませんでした。
そのことは今でも忘れられない胸が痛む思い出です。
1年ほど前のある日、突然その思い出がフラッシュバックしました。
つい、
「覚えている? あの時はごめんね。
本当に悲しそうな顔で置いていかないでって言ったよね」
と、懺悔の言葉を伝えました。
すると娘は
「そうだっけ? 覚えてない。
そうだとしても、
時々子供をベビーシッターに預けるのは
親として全然悪いことじゃないと思うよ。
わたしだって子供ができたら、
ベビーシッターは雇うと思う」
と、淡々と、でも、思いやりが感じられる言い方をしました。
その時、救われたというか。
子供はどんなに小さくても立派な人間なんだなぁ。
きっとその想い出は子供なりに封印し
いつしか忘れていったのでしょう。
親として、母として
ずっと後悔していたけれど。
子供は子供なりに、小さくても
愛する人を許す大きなハートを持っているんだ。
と、すごく感動したのです。
だから、後悔は自分の過去を呪縛する
無意味な感情だったのかもしれないとふと思えたのです。
一方、自分が娘として
母に抱きしめられた思い出がない。
いつも父親の愚痴を聞かされ続けた。
膝を突き合わせてわたしの悩みを真剣に最後まで聞いてくれたことがない。
と、それはもう、ネガティブなことも出てきます。
こう書くと、いつまで引きずっているんですか、という感じですよね。
でも、自分が母親になってみてわかったのです。
母親になったからと言って人間として完璧になれるわけじゃないこと。
今、闘病しながら、日に日に、電話の声までもか弱くなっていく母を思うと、もうそんなことどうでも良いと思える。
病院のベッドで
手のひらに入りそうなぐらい
小さくなってしまった母。
せめて痛い思いをしていないだけ良かった。
病床にあっても人のことばかり気遣い心配をしている母。
そんな姿を見ていると
悲しかったことなんか帳消しになり
ニコニコ笑いながら他愛のないことを話す姿ばかりが浮かびます。
子供時代の悲しみや喜び
楽しかったこと、
うまくいかなかったことも全部ひっくるめて
わたしという今の人間が出来上がった。
そしてそんなわたしをそのまま愛してくれる人たちがいる。
たら、ればはなし。
それでいいんだと。
もし、みなさんが
母として子供として
自分の至らなさを情けなく思ったり
罪悪感を感じたりしたら。
ぜひ、
わたしたちが持つたくさんの素晴らしい能力を思い出してください。
再生能力、
乗り越える力、
許す力、
全てひっくるめて愛する力など。
そして次のエントリーでご紹介するエピソードを読んでみてください。
続く
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